立教大学生がひとり暮らしのための賃貸物件を探す際には防音性にも着目して情報収集を行っていきましょう。池袋キャンパスにしろ新座キャンパスにしろ都心に近くアクセスと生活環境に恵まれた環境にあるのが立教大学の大きな特徴ですが、その一方で都心ならではの騒音の問題もあります。また大学生の場合は友人同士で集まる際など自分たちが騒音を立てて周りに迷惑をかけないよう注意する必要も出てきます。
そんな防音性に優れた賃貸物件を探す際にはチェックしておきたいいくつかの基本的なポイントがあります。防音設備が充実している物件となるとどうしても家賃が高くなってしまいますから、建物の作りや間取り、環境などで音の悩みを抱えにくい物件を選んでいくことが重要なのです。
まず構造の問題。防音設備が整っているかどうか以前に構造で防音性に大きな違いが出てきます。基本的にもっとも優れているのが鉄筋コンクリート(RC造)。木造住宅は遮音性に問題があるのは誰にでも推測できますが、注意したいの鉄骨鉄筋コンクリート(SRC造)との比較です。こちらの方がよい物件が多いようにも思えますが、防音性で見ると鉄筋コンクリートの方が優れているとされていますから、賃貸物件を調べる際には構造にまで意識を向けておくとよいでしょう。
それから間取りの問題。防音というよりも音が隣の部屋に伝わらない環境を整えるためのポイントですが、台所や収納などの空間が隣の部屋との境にあるかどうかをチェックしておきましょう。これらの空間がいわば緩衝材のような役割となって隣の部屋からの音を小さくしてくれます。逆に居間同士が直接接しているような物件はいくら防音設備がしっかり整っていたとしてもどうしても音が伝わってしまいやすくなります。
あとは壁や床の厚さを調べること。これは内覧の際にチェックできるので見逃さないようにしたいところです。適切な防音性を確保するためには壁の厚さは180ミリメートル以上必要とされています。不動産業者にも確認したうえで確保されているかどうかをチェックしておきましょう。こうした細かな点を直接訪れてチェックしておけばいざ住み始めた後になって音のトラブルを抱えることが少なくなるでしょう