No.44 まずはトイレと洗面台のリフォームから

「トイレと洗面台をリフォームしたよ!」と友人からメールをもらい、お菓子持参で見せてもらいに行って来ました。友人の家は築15年位になる一戸建て。ご主人は単身赴任で他県におり、一人娘は昨年地方の国立大学に進学、1人で気ままに生活していました。

と言っても彼女は庭いじりを楽しんだり、時々ボランティアで家事の手伝いをしたりと、結構アクティブな毎日を送っている人。1日中家に籠もって時間を費やすタイプではありません。私と知り合ったきっかけも手作りのジャムを道の駅で販売していたからで、私の料理の先生でもあります。

「そう言えば、この春にはブルーベリーとか木いちごの類を植えてみようと思うの」、持参したタルトを切り分けながら、彼女が言います。「ケーキやジャムのレパートリーを広げてみたいのよね」嬉しそうな彼女。「ヨーグルトとも合うし」。試食には、ぜひ呼んで欲しいな!

「そう言えば、どうして急にリフォームしたの?」ふと思い出して、聞いてみた。チラシを差し出す彼女。「洗面台、激安!」という文字が躍る。コップの中で氷が小さな音をたてた。「トイレは前からリフォームしたかったのよね。タンクレスタイプに。それで一緒にリフォームしたらどの位安くなるか、聞いてみた」彼女はこう見えて、結構な交渉上手なのだ。そして私を見てフフフッと笑ったのだ。

タンクレストイレは、やっぱり素敵だ。トイレがワンランク上質になったような気がする。ただ手洗いを付けないとならない場合があるのだが、彼女は代わりに除菌のウエットティッシュを置いていた。洗面台も、以前より明るくなった気がする。壁紙を張り替えたせいだろうか。

「素敵、家もリフォームしたいけど」リフォームするには、先立つものが必要だ。彼女のようなライフスタイルは憧れでもあるけれど、家には両親もいるし、小さな居候もいる。ゴチャゴチャした毎日を送らざるを得ない。「私は普段1人だし」カフェオレをすすり、彼女が言う。「淋しくなることもある」、そりゃあ人間だもの。「時々こうしてお茶を楽しめる友人がいるということの方が、私には素敵なこと」。私たちはフフフッと笑った

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