No.68 賃貸物件で防音性を高めるコツ

マンションなど集団住宅で生活するとなるとどうしても音の悩みがつきまとうものです。賃貸物件探しの段階でできるだけ防音性に優れたところを探すことも大事ですが、よほど防音設備が整ったマンションでもないかぎりはなかなか音の心配をまったくせずに生活できる賃貸物件を見つけることは難しいものです。それだけにもともとの間取りや構造、設備だけに頼るのではなく、自分でうまく防音性を高めていくための工夫を取り入れていきたいところです。

じつは簡単な方法で防音性を大幅に向上させる方法もあります。たとえば窓やドアの隙間に貼るテープ。隙間があると音が漏れることでどうしても防音性が低くなってしまいます。そこでテープを貼り付けることで密閉度を高めるわけです。古い賃貸物件ともなるとこの隙間のせいで音が漏れやすくなっているケースがあるので思いのほか効果を実感することができるでしょう。100円ショップでも購入できるので一度試してみてはいかがでしょうか。ただあまり安いとすぐに剥がれてしまうのでできるだけ密着度に優れたものを選ぶようにしましょう。隙間をなくれば隙間風を防いで冬場の防寒対策にも役立つので一石二鳥です。

それから隣室との壁に家具を集中して設置すること。壁に加えて家具の厚みで音を遮断するわけです。できれば背の高い本棚のように壁一面を埋められるような家具が理想的です。ただし冷蔵庫など音を立てる家電をおくと隣に響いてしまうことがあるので要注意です。もちろん、テレビや音響装置、パソコン用のスピーカーなども避けましょう。

壁ではなく床に行う防音対策ではやはりカーペットが有効ですが、小さいお子さんがいるなど床に衝撃を与えやすい環境の場合はコルクマットがお勧めです。防音性を大幅に高めることができるうえに適度なクッションが効いて安全性も高く、お子さんのケガを防ぐこともできます。その他防音性に優れた防音マットなどもあるのでネット通販などでチェックしてみるとよいでしょう。

こうした工夫ひとつで音の悩みを軽減し快適な賃貸生活を送ることができます。引越しの際には防音性も考慮したうえで家具の配置やインテリアを検討してみましょう。

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