No.85 自然素材の家を建てる魅力

注文住宅を取り扱うハウスメーカーや工務店が増えたことでさまざまなタイプの家を建てるチャンスに恵まれるようになりました。注文住宅が注目を集めるようになった当初には間取りや設備面にこだわるケースが多かったのですが、最近では素材やデザイン性を重視する傾向が強まっています。建てる建築会社の側でもさまざまなタイプの家に対応できるような環境づくりを行っている状況です。

自然素材の家はそんな注文住宅の多様化に対応するような形で注目を集めている選択肢です。木材をメインに、それも加工を最小限に抑えて素材本来の魅力を最大限に引き出して建てられた家がさまざまなメリットから人気を集めているのです。

開放感と清潔感あふれるイメージがまずなんといっても魅力ですが、実際にクリーンな面は自然素材の大きな魅力でしょう。従来の建築では材料の製造から建築作業における内装などの作業にいたるまで、コストカットや作業の効率化などの観点から化学物質が広く使用されています。ハウスダストがアトピーをはじめとしたアレルギー症状の原因になることが指摘されていますが、素材や塗装に含まれている化学物質が人体に影響を及ぼす可能性もあるのです。自然素材を活かした家ならそのようなこともありません。

さらに国産の材料を使用している点も大きな魅力です。ヒノキなど日本で育った質のよい木材は日本独特の湿度の高い環境に適しており、長持ちするだけでなく時間が経過すればするほど味わい深く、より魅力を増していく面もあります。海外から輸入される木材は安価なのはいいものの耐久性に不安を抱えているものも多く、さらに海外から輸入する際の二酸化炭素の排出や廃棄の際の有害物質の発生が地球環境に悪影響を及ぼすリスクも抱えています。

耐久性の高さはコストの面でも魅力です。従来の住宅は30年が寿命といわれていますが、自然素材を活かした住宅ならさらに長く、孫の代まで安心して暮らすことができます。家に加えて家具も自然素材で揃えればさらにこうしたメリットを高めていくこともできるでしょう。こうした自然素材を活かした家作りを行っている建築会社があるので探してみてはいかがでしょうか。

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